2016年栽培の様子
記載が新しいものほど上になります。
年末プレゼント
12/31 大学時代の柔道部先輩から年末プレゼントの"ジュース"が届いた。
この原料ブドウは今秋私が進呈した我が園のピオーネ。
早速夫婦で頂いたところ、香りもよく、”あらさ”はあるものの、驚く程上等な仕上がりだ。
稚気満々にラベルを自製しているところが微笑ましい。
ご馳走様でした。
木枯らし園
12/6 木枯らし吹きすさび完全に落葉したぶどう園。
寒々しい。
ここまで残しておいたシャインマスカットを収穫。
糖度 22で十二分に甘いがやっぱりシャキシャキ感がない。
ジャムを作ってみようか。
オリエンタルスターは糖度 18、十分甘くシャキシャキ感もあるが果皮が厚過ぎる。
これもジャムだな。
完熟の下仁田ネギ。
太い!
糖度を測ってみると 8 あった。
でも生でかじってみるととても辛い。
枯露柿も今年は順調。
左が除草剤区、右がテーラー除草区。
テーラー区は雨により雑草が一部活着してしまった。
しかし、表土が耕起されたので土壌状態は良くなっている。
ジュエルマスカット植替え
11月上旬、昨年植えたばかりのジュエルマスカットの苗木を早くも植替え。
50cm程だった苗木は1年で3m程に成長し、根も伸びているが、場所替えをするもの。
根を切らないように注意深く掘り起こす。
棚が空いている場所に穴を掘って植替える。
5年前に伐採したデラウエアの根が地下にまだしっかりと残っていた。
この穴にジュエルを転植する。
土に肥料を混ぜて埋め戻し、水をかけて出来上がり。
来年、2,3房生らないかなー?
園には未だオリエンタルスターが10房程残っている。
食味はよくないが、果皮が厚いから何時までも傷まない。
道端にあるので、「こりゃー何ちゅーブドウでー?」とよく聞かれる。
シャインマスカットはあちこちに3房残してある。
落葉後まで残して糖度がどうなるかテストする。
除草剤を撒いた区(左)と撒かない区(右)もテスト中。
撒かない区はテーラー除草してどちらがより有効かテストする。
研究熱心なボク。
道の駅直売
10/22 今年もシャインマスカットを道の駅みとみに持込み販売してもらう。
自分で値段をつけられるので面白い。
長雨による品質劣化のため、ビニール屋根下の僅か30房。
「果たしてこの値段で売れるだろうか?」と考え込む私。
早速手に取るお客さんが現れ、買っていった。
付近の西沢渓谷への紅葉観光客が多い。
@高くもこの週末には完売楽勝だろう。
同日、かのいわ中央共選所では地区JA祭り。
農機展示、作業着等販売、軽食コーナー、子供演奏会、等々。
クジ引きコーナー(JA組合員対象)では2等が当り、新潟産新米コシヒカリ5kgをもらった。(^O^)
出荷終了
10/10 シャインマスカット僅かばかり共選所へ持込み。
持込み時間終了間際でも荷物は少ない。
我が園のシャインもあと1回でお仕舞にして、残り(数十房)は道の駅へ持ち込んでみよう。
今年は9月の長雨で、玉割れがひどく、廃棄ブドウが多かった。(>_<)
それでも枝が伸びて成園に近くなったので、総収穫量は昨年より増えた。
柿の出荷が始まっているが、量は少ない。
赤ワイン用のベリーAは大量に持ち込まれていた。
ブドウ園の落花生(4株)を掘ってみると、小さい粒がついていた。
早速茹でて食べてみると味はいい。
ビールのツマミ10回分くらいか?
ぶどう狩り
10/2 JICAかつFBの友人ぶどう狩りに来園。
ヨルダンで途上国支援活動をした同志はお母さんになった。
友遠方より来たる、・・・多摩だからあまり遠くもないか?
ランチに定番のホウトウ屋へ行って、同級生オーナーシェフにシャイン1房を差し入れたら、馬刺し2皿サービスをゲット。(いつも通り)
馬刺しは甲州、信州の名物だが熊本にもあったな。
病害虫
9/28 ぶどう園で害獣による食害発見。(初めて)
青袋が破られ落ちていて、ぶどう数粒が食われていた。
おそらく枝を伝わってハクビシンが来たのだろう。
コノヤロー(`・ω・´)、でも意外にキレイに食ってるなー。
隣の房は青袋が破られていた。
今後、味を占めて来られると困るな。
一方、こちらは房軸に白いカビ様のものが付いている。
きのこ臭が強くする。
これも初めて見る様態だ。
広がるとマズイので、市内にある県果樹試験場に、これは何か?対応策は?を聞きに行った。
応対して頂いた研究者は、「これは糸状菌による白色綿雪症(正式名称は未定)と呼ばれるもので、雨が多い今9月から袋栽培で発生の報告が来ている、研究中だが6月上旬に特定の殺菌剤の散布が効果があるだろう」、とのこと。
こちらの黒い付着物は、「コナカイガラムシの分泌物にクロカビが生えたもので、5月中旬の幼虫期に殺虫剤散布で防除できる、冬季のブドウ樹皮剥ぎが極めて有効」、とのこと。
さすが県果試、懇切丁寧に教えてくれた。
ありがとうございました。
フルーツ公園の隣にある県果試から甲府盆地東側が一望できる。
帰路、農家軽トラに柴犬が慣れた様子で乗っていた。
よくある光景、微笑ましい。
玉割れ
今シーズンは大房仕立てにしたシャインマスカットは予想以上に成長し、9月下旬青袋をパンパンにする程になっている。
ワンレンボデコン(死語?)みたいだな。(*゚▽゚*)
袋を取るとこんな感じの巨大房。
シャインの木によっては多くが800gを越えた大房になっているので、3L基準の8房を5kg箱に入れると、常に0.5~1.5.kgもの入目になってしまう。
10~30%もの入目ではないか・・・
最近雨が多く、玉割れが起っている。
玉割れ粒は取り除かなければならない。
この粒は25gもあったのに玉割れ。
中には30gの大粒もある。
玉割れを防ぐため、ビニールの廃材を利用して木の周りに敷いてみた。
グッドアイデアと思ったが、どれほどの効果があろうか・・・
市場価格の推移
シャインマスカット
単位:¥/kg、L○秀、農家出荷日ベース
<@グラフ省略>
9/14現在の本年度(2016年度)JAフルーツ山梨の山梨ブロックが販売した加重平均市場価格の推移(紫のグラフ)。
前年度と比べ低下傾向にあったが、9/14チョットだけ上回るようになってきた。
(後日10月中旬出荷まで作表予定)
→10月Excellワークシートを間違えて消去してしまい、過去データがパーになり、作表不能となってしまった。(´・_・`)
9/15以降@は昨年比20~30円/kg安、といった感じ。
県議視察
9/15 高校同級生のT県議(右)が当園視察。
というか冷やかしに来ただけだが、果樹産地の県議らしく知識は農家並に高い。
左は収穫を手伝ってくれているS君でT君とは中学の同級生。
一方、JA後屋敷支所共選所では市場の要請によりブドウの化粧箱詰作業をやっていた。
最高ランク『特秀』格付けのブドウが持ち込まれる。
ビニール袋に入れられ防護ネットが掛けられる。
化粧箱に2房入れられる。(約1.3kg)
綺麗なフタを被せてバンド掛けされる。
シャインマスカット(緑)とピオーネ(黒)やベニバラード(赤)の詰め合わせもある。
付加価値を高められて出荷トラックを待つ。
あと三分の一
9/10 初収穫(8/15)後約4週間が経ち残り三分の一といった感じ。
残っているのは黄変しにくいという青袋を被せた房。
収穫は先ず青袋を取ってから行う。
雨の日以外はこうすると早い。
この房は過去最大1,170gもあった。
2Lと3Lの規格は、5kg入りのダンボール箱に入れて共選所へ持ち込む。
3Lの規格は550g以上の房を8 or 9房入れる。
上の写真の房(1,170g)を入れても残り7房を550gにできれば総重量は5kgとなるが、そううまくはコントロールできないので大幅入れ目となる。(大サービス)
ピオーネも色が来たが、出荷する程の数がないので自家消費&親戚、友人配布となる。
オリエンタルスターも同様だが、果皮が厚く味もイマイチなので人気がない。
ブドー酒に搾ってしまおうか?(´・_・`)
見切りをつけて冬には枝を切り詰めたり接木してしまおう。
実生で育てた下仁田ネギは太くなり美味しくなってきた。
同じく実生で育てた落花生はそろそろ収穫できるだろう。?
キュウリはピークが終わって1日1本のペース。
ミニトマトは今年は全くダメだった。
初期に成長点を誤って折ってしまったのが影響した?
JAの農産物直売所を覗くと、シャインマスカットが1房1,450円で売られていた。
これが650gの房とすると、私の直販価格(運賃修正後)の1.4倍だ。
出荷最盛期
8月下旬収穫最盛期となる。
摘粒時同様に高時給(笑)で友人に手伝ってもらっている。
主枝毎糖度をサンプリングしながら18度以上の枝の房を収穫する。
全ての房の計測はできないので、共選所でのサンプリング測定により返品・罰金を喰らうこともある。
中には玉張りの素晴らしい格付け『特秀』となりそうな房もある。(稀)
この房は980gもあった。
大き過ぎ=房づくり不適、摘粒不適。
最盛期の多い日には夜までかかって箱詰めする。(出荷は翌朝)
こんなに多いのは稀。
(て!専業農家みてーじゃん)
アパートの寝室はダンボール箱の倉庫と化す。
軽バン一杯に詰め込む。
早朝虹が出ていたりして。
共選所の持込み風景。
朝4~8時に持ち込まないといけない。
巨峰、ピオーネの出荷が終盤となり、最盛期を迎えたシャインマスカットの列がレールをはみ出して長くなっている。
週に1回まとめて出荷する直販はこんな感じ。
@チョー安いのにPR不足で受注は多くない。
同業農家から「安く売りやがって!」と怒られている。(´・_・`)
シーズン初収穫
8/15 今シーズン初収穫
シャインマスカットは糖度18以上がJAの収穫・出荷基準のため本日から収穫開始。(昨年は8/11だった)
8/11JA指導員に糖度検査してもらったところ、早い房でも糖度17.5しかなく、「盆明け収穫」と言われていたもの。
デラに高接ぎ(接木)した木(写真)が今シーズンは最も早く基準を満たす枝となった。
本日は僅かこれだけ。
今年は大房仕立てを心がけたため、糖度上昇が遅い。
近所の猫が初切り祝い?に来園。
(ぶどう園の地面で涼んでいる)
季節がら山地には撫子が。
(バックの植物は別物)
月見草(左)と女郎花(おみなえし)も。
明日の出荷は15kg。
出荷目合わせ会
8/5 JAによるシャインマスカット出荷目合わせ会
今年もこれを聞いておかないと。
我々の地域でももう直ぐ収穫・出荷が始まる。
既に出荷が始まっている近隣地域で収穫された房見本を使ってグレード(格付け)の説明がされる。
消費者はやや黄色味がかってもいい傾向にあるらしい。
(見た目よくないが黄色程甘い)
左が最高グレード特秀の房。
玉張り・色とも素晴らしい。
私の場合、こういう見事な房は少ない。
僅かにはあっても箱単位の5kgにまとめるのが不可能。
つまり、日毎収穫だし箱詰め作業部屋が狭いのでまとめておけないため。
今日ぶどう園で収穫したスイカ。
見事に完熟。(糖度10、マアマア)
過日収穫し、長男宅に持参した特大の玉は、熟し過ぎて中が傷んでいた。
孫達もガッカリだった。(´・_・`)
ウドン粉病
7/19 カボチャの葉っぱにいつの間にかウドン粉病が多発しているのを発見。
ブドウに伝染るといけないので、即収穫し、ツルを切断することにした。
9個あった。
美味だった既収穫と合わせると12個。
結実したばかりの幼果もいくつもあった。
チッソ肥料をやったから実が大きい。
ネットで調べると、チッソが多いとウドン粉病が発生し易いらしい。
ツルは根元から細断した。
ウドン粉病の胞子は生きた葉っぱでしか生きられないらしい。
また、野菜のウドン粉病はブドウのウドン粉病とは胞子が違い、ブドウには伝播しないようだ。ホッ
7/21 ブドウ最後の消毒 ボルドー液(成分:消石灰と硫酸銅)を散布。
ブドウにかからないように台に上って棚上から行う。
7/22 我が園のピオーネに色が来出した。
粒張りもいい。
オリエンタルスターも同様。
南隣園の巨峰はもう可也黒くなっている。
シャイン講習会
7/14 JAによるシャインマスカット新梢管理講習会。
シャインマスカットは栽培技術が未だ完全に確立していないようで、JAも頻繁に講習会を開く。
新梢、副梢の管理が顆粒肥大や糖度上昇に影響する、ということで、摘芯(適当な長さで新梢・副梢を切除する)のやり方を教わった。
こちらは長梢剪定園。
こちらは私の園と同じ短梢剪定園。
この園は棚が低い。
作業がやり難いだろうな。
私の今までの摘芯の理解は間違えていた、というか、新しいやり方が紹介された。
よかった、出席して。
本日の最高気温は甲州市(勝沼)がまた全国最高で35.8℃(>_<)
ハネ桃
今シーズンからJAの桃専用共選所(後屋敷・加納岩・日川地区)が稼働している。
6月下旬から露地桃の出荷が始まった。
マーケティングブランドは組合員から公募され、『ぴー一番』と名付けられた。
県下有数の桃産地だが、ネーミングがダサい!
Peachにかけたものだが、『ぴー(pee)』だと英語で何の意味があるか知らんのかいな?
私は『盆地娘(ぼんちっこ)』で応募したが落選。(こっちもダサかった)
共選所の直売所ではハネ桃(ハネ出し桃:過熟で柔らか過ぎて出荷できない)が安く売られている。
写真の左が1,200円、右が2,000円
本宅、長男宅に送ってあげる。
ハネ桃の試食コーナーもある。
過熟=美味しい
正規品(=高い)も勿論売られている。
今日(7/2)のぶどう園の収穫野菜。
カボチャは初収穫、直径23cm、3.5kgと大きく成長した。
10日間程熟成させて食べる。
果たして味は?
傘掛け
5月中旬から始まった 芽かき・新梢誘引・摘芯・房づくり・ジベ処理(2回)・摘粒 という気の遠くなるような作業も終盤となり、6月下旬現在は傘掛け・袋掛け作業をしている。
写真は傘掛け前。
しかし摘粒が甘いと更にやらなければならない。
傘掛け後。
6/24 傘掛け・袋掛けの4分の3は終わった。
あともう少し。
本日、英国国民投票でEU離脱のニュース。
株暴落、1日で100万近い評価損(´Д` )
バカヤロー、衆愚の判断をしやがって!
彼等も大きな経済的しっぺ返しを喰らうことだろう、覚悟あるのかいな?
同国首相が”ガス抜き”のつもりでやった国民投票がトンデモナイことになった。
”誰”かが言った「リーマン級ショック」が本当に起きてしまった。
何はともあれ、庶民は地道にやって行こうっと。
この房は恐らくベト病にやられている。切除。
ジベレリン処理器
6/14 ジベレリン第2回目処理のため、ジベレリン処理器を購入。
左のタンクにジベレリン液を入れてスイッチを入れると、右のカップ淵から液がシャワーのように流れ出る。
このカップにブドウの幼房を入れて液にさらす。
作業効率がよくなる。
厄介だった摘粒が終り、本日からジベレリン第2回目処理開始。。
夕立がありそうな雲行きだったので、直ぐ傘をかけた。
案の定、夜になって降雨だったが、傘があるから大丈夫。
(傘がない場合、処理後8時間以内の降雨は要再処理)
傘は日焼け・病害・鳥害防止のため収穫時までかけておく。
新梢はぶどう園全体に広がった。
10ヶ所程実施した接木(シャインマスカット変種、ジュエルマスカット)は、半分程は成功し、接木に芽が出て展葉している。
(赤印が接木ポイント)
ぶどう棚上下の空きスペースに伸ばしたカボチャは実をガンガン着けだしている。
スイカも実を着け成長中。
楽しみ。
房の成長
同じ主枝から出たシャインマスカット5房を以下10日毎に撮影・観測します。
8/21収穫、右からNo.1~5
全体的に粒が小さい。この主枝は樹勢が弱い?
8 月 21 日 収穫 |
糖度18以上になったので収穫 550g(JA目標500~600g) 平均一粒重12.8g(JA目標17g以上) |
470g 9.8g |
550g 13.4g |
850g 12.7g |
440g 12.2g |
8 月 16 日 |
この主枝の房はいずれも糖度17程度はある |
いずれも黄色みが適度に出てきた |
粒不揃い |
重さはあるが粒小さい |
粒揃いはマアマア |
8 月 6 日 |
糖度14くらいか |
もう粒は大きくならない? |
糖度15くらいか |
摘粒甘歴然 |
マアマア |
7 月 25 日 |
目標の2L(450g~)の房になって欲しいが・・・ |
粒も大きくなってきた |
2Lになるかな? |
3L(550g~)になるだろう |
2Lは無理だろう |
7 月 16 日 |
粒が少し柔らかくなってきた |
ヤッパリ他より遅れている |
順調 |
ヤッパリ摘粒が甘い |
摘粒が良かった |
7 月 6 日 |
雨が少ないので昨日園全体に散水した |
左がNo.2、右がNo.1の房 |
変化(成長)少ないように見えるが |
粒が詰まり過ぎに見える |
房が小さい(右はNo.4の房) |
6 月 26 日 |
房の形がよくなってきた |
始め心配だったが粒が張ってきた |
理想的な形になってきた |
摘粒が甘い? |
JA指導の粒数だが・・・ |
6 月 16 日 |
6/15ジベ2回目実施 |
同左 |
同左 |
同左 |
同左 |
6 月 6 日 |
No.1(摘粒後、以下同じ) 7cm、43粒(JA指導35粒)、成長やや遅い房 |
No.2 6cm、48粒、成長遅い房(ジベ処理早過ぎだった) |
No.3 9cm、41粒、成長早い房 |
No.4 12cm、67粒、意図的に大房仕立にした房 |
No.5 6cm、36粒、房尻を切除した房 |
摘粒講習会
6/3 JAによるシャインマスカット摘粒講習会
シャインは新しいブドウで栽培技術が年々改良されるので農家の参加も多い。
この摘粒(粒抜き)作業は友人に手伝ってもらうことにしているので、一緒に参加してもらった。
写真入りの分かり易い資料が配布される。
第一回目ジベレリン処理が6/2完了した我園のシャインマスカットも成長が進む。
こういう房の粒を抜いて40粒程に整形する。
弟経営の実家ブドウ園のハウス栽培のピオーネはもう収穫が終わりかけ。
同シャインマスカットハウスでは露地より1ヶ月近く進んでいる。
同キングデラのハウス。
2年前の大雪で倒壊したが半分の木が生き残り復旧した。
同サクランボ狩り園は5/28開園した。
今年はマアマア豊作らしい。
中国やタイからのお客さんも増えているらしい。
房作り
5/26 シャインマスカットが数日前から開花し始め現在満開状態。
1粒毎に咲く地味な花だが独特の香気が漂う。
この時期の必須作業として房作りがある。
房の下部4cm程を残し、上部を手で削ぎ落とす。
花の香気に包まれるのはいいが、花粉を浴びることになる。
房作り、正味9日かかって今日完了。
今年も平年より生育が早いみたいだ。
新梢が日々伸長し展葉が進む。
ジャガイモも順調に生育中。
実生で育てている下仁田ネギも20cm大に成長。
実生の落花生も同様。(発芽率約40%)
同じく実生の香菜(パクチーorコレアンダーorシラントロ)も順調。
田舎のスーパーでは売っていない香菜が今年は食べられそう。
キュウリは3本枯らしたが、4本目が何とか育っている。
接木苗(@高い)がいいみたいだ。
ミニトマトも同様。
2本植えたスイカもマアマア育っている。
プリンスメロンも同様。
道端に植えたカボチャは成長著しい。
JA講習会
5/16 JAによるシャインマスカット開花前後管理講習会を受講。
開花直前となりいよいよ作業が本格化してくる。
芽かき、摘芯、房づくり、ジベレリン処理、他。
我園のシャインマスカットも順調な展葉が続き1新梢に8~9枚となっている。
昨秋植えたジュエルマスカットの苗も順調に発芽・展葉している。
一昨日、6枝で実施した接木。
オリエンタルスター若木の枝に、シャインマスカットの枝変わり種(紫のシャインマスカット)を高接ぎした。
果たして成功するか・・・
ぶどう園賃借契約更新
当ぶどう園の利用契約は5年契約で今年度が5年目に当たる。
そこで所有者に賃借料増額で契約更新を申し込んだところ、前契約破棄し、新たに6年契約を締結することとなった。(農業委員会承認)
私が申し出た新賃借料(軽トラ、テーラー含む)は相場を可也上回るものであるが、農業生産上最重要な土地の貸借として当然のことと思う。(共産主義者でもないし(笑))
4年前、シャインマスカットの若木が並植されていたとは言え、デラウエア成園の何十本もの木を切って、シャインマスカットを私が育てた。
今のところまだ市場価値の高いシャインマスカットがやっと成園になり、ここで契約終了ではもったいない。
近所の人々は「シャインマスカットのぶどう園を借りられてラッキーだね」と異口同音に言う。
その通りだ。
巨峰、ピオーネでもよかったが、栽培が難しい。
5/2 順調に展葉進めるシャインマスカット。
萌芽
4/14 ぶどう園全体に萌芽が進み展葉直前の状態。
3/22播種した下仁田ネギも発芽している。
10cm大に成長したら植え替えする。
今年もスイカの苗を植えた。(4/14、2本)
同日、カボチャ、プリンスメロンも各1本植えた。
4/2植えたキュウリ(写真)とミニトマトは萎れてしまった。
4/12朝、気温が3℃迄下がったから遅霜にヤラレタ。
地表は0℃になったのだろう。
これ生き返らないかな?
3/17種芋を植えたジャガイモも発芽したが、ヤッパリ先端に霜害を受けている。
これは生き残るだろう。
消毒
3/17 今シーズン最初の消毒(害虫防除)を実施。
トラカミキリというブドウ枝の芯を食う虫を防除する。
消毒用スプレーノズルは三種類持っている。
今回は写真の1を使う。
2と3は粒の大きい霧を発生できるノズル。
特にピストル状の3は霧を10m程飛ばせ、棚の上から消毒する時に使う。
トラカミキリ防除は収穫後の秋か、芽吹き前の春か、のどちらかに実施する。
私の場合、薬剤が節約できるので春に実施している。
剪定後の枝にかけるだけだから簡単に終わる。
少なくなった空きスペースにジャガイモ種芋を植えた。
秋にやる場合は、この秋の枝々にかかるようにやらなければならないから薬剤も時間もかかる。
でも秋にやる農家が多いようだから、効果は秋の方が確実なのだろう。
畑の隅で今年も水仙が咲きだした。
ロマンチストな私は、家に少し持ち帰って食卓に飾った。
確定申告
3/8 青色確定申告書完成
1年分の入力に1日かかっただけで、オンラインソフトにより簡単に作成できた。
但し、ソフトには農業所得用は無かったので、一般用で作成・印刷し、農業所得用申告用紙に手書きで書き換える必要があった。
農業用の勘定科目は特殊で一般用にはないので、読み替えが必要だった。
PL、B/Sを始め、作成・保管が義務付けられている複式簿記の出納帳、仕訳帳、元帳 等全てソフトが作成してくれた。
ヤッパリ資産が殆んど無いのでB/Sは超簡素。
ソフトは初年度無料で2年度から有料。
ぶどう棚補強
2/26 ぶどう棚補強のため4m(左)の中古鉄パイプを貰ってきて2本を繋げて8m(右)にする。
当園のぶどう棚の杭間隔は3mあり、杭に沿って太針金が張ってあり、短小剪定のぶどう主枝を伸ばしてある。
ぶどう栽培本には、「短小剪定の主枝は2.2m間隔が理想」と書いてある。
3mは広過ぎるので、杭の間に主枝を1本入れる(伸ばす)ことにした。
すると主枝間隔は1.5mになり、理想より狭くなる。
単純計算すると、主枝間隔3mでは理想収量の73%であり、1.5mでは147%となる。
多い分は摘房で収量調整できる。
杭間には細針金が7本張ってある。
その真ん中の細針金に合わせて、新たに主枝を伸ばす。
ぶどうが生って大きくなると、細針金では弱いので、補強のため前述の鉄パイプを入れる。
ヤッパリ主枝間隔1.5mでは狭く感じるな。
(「オッチャン欲深いねー」)
チッパー参上
2/23 今年も剪定枝処理のためチッパーを借りてきた。
高性能チッパーは早い。
剪定枝の先端を投入口に入れると自動フィードされていく。
今年は6日かかって剪定した枝をわずか2時間半でチップにできた。
チップは畑の土壌改良材になるだろう。
畑でいつものようにタブレットで株式マーケットをチェック。(場合によってはオーダーを入れる)
クッソー、今日も下げてるやんけ。
株安でナンピンを続けたのが祟って、大損コキだな。
18才から始めた人生最大趣味とは言っても、昔のバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、最近の世界株安により痛手大きく、累計は大マイナス。(>_<)
アベノミクスで一時プラスになったものの、殆どの銘柄で利喰いせず。(アホ)
信用取引までやっていたら決定的痛手を被っていたかもナ。
カラ売りできる相場観もねーし・・・
それにしても、中国経済不安、オイル暴落→産油国マネー市場撤退とか、地合い悪過ぎ。
T自動車は配当利回り3.5%、PER8.5倍、貸借倍率14.7倍、・・・これは買いだろう?
でも、来期¥/$115円で見ているらしいから、今日の111円台では売られてもしょうがないナ。
産業用ロボットのFも3年来の安値に近づいて、利回り2.8%ジャンか。
ナンピンしたいがもうタマがねー。
定期を下ろすかな。
長生きしそうもねーし・・・(笑)
剪定
剪定が済んでない部分。
剪定が済んだ部分。
サッパリと気持ちイイ。
今年は全体の完了に6日かかった。(2月中旬)
ぶどう園の北には小楢山(中央の丸い山)
南には富士山
散歩で時々ぶどう園の側を通る甲斐犬(国の天然記念物)
飼い主によると「気性が激しい」らしいが、一代一主の忠犬。
凜々しい。
山梨県産果実販売高
昨年度平成27年(2015年)山梨県産果実販売高が『果実山梨』(発行:全農山梨)に載っていた。
これを見ると、果実販売高(数量)は前年比86%と大きく減少している。
桃開花期の霜、長雨、猛暑等の天候不順が原因らしい。
「天候不順はもう毎年のことのやんけ」(どこの方言や?)
前年比単価は殆んどが100%を超えてはいるが、数量減のため金額は95%となっている。
数量減のため単価が上がった、と見るべきだろう。
金額で見ると、①ぶどう、②もも、③すもも の順になっている。
数量増加しているのは、シャインマスカット(149%)だけと言っていい。
シャインマスカットはぶどう販売高の3位になった。
ぶどう全体は減少しているので、他品種から価格有利性のあるシャインに植え替えているのだろう。
シャインは栽培が比較的簡単で、病虫害にも強いし。
ワテのぶどう園もシャインがほぼ成園になり、ボチボチやった。
しかし、最大趣味の株でイカれてもうた。(*_*) (アホやん)
友人の県議によると、「山梨県の農業生産高(果実以外も含む)は昭和53年のピークから、31%も減少している」、のだそうだ。
農業県山梨に未来はあるのか?
TPPもあるし・・・
剪定講習会
1/26 JAフルーツ山梨主催シャインマスカット剪定講習会に出席。
巨大JAだから3地区に分かれて実施されている。
シャインは栽培歴が浅く、新規導入農家が多いので講習会は盛況だ。
この八幡地区会場(私のブドウ園の近く)でも60、70人の出席者だった。
過日、「俺は正組合員なのに講習会等の連絡がない」 とJA後屋敷支所に強くクレームしておいたので、事前に連絡が来ていた。
私の所属する後屋敷支所は桃の栽培が盛んでブドウのウエイトは10数%しかない。
そのためかブドウには関心が薄いようだ。
何せ今までは、時期的にこちらからスケジュールを問い合わせるか、FAX連絡を受けた他の組合員から知らせてもらうか、していた。
それ以外は知らない内に終わっていた。(╬▔꒳▔)
この園は長梢剪定方式、この方法は難しいので私は採用していないが、シャイン剪定の基本概念を教えてくれる。
樹勢・枝張り等を考慮して、どの枝を残せばよいブドウができるか、・・・難しい。
向学心旺盛?な私は質問が多いが、的外れが多いようだ。(^_^;)
1週間前の雪が残る寒波の中、朝9時開始、標高400mのブドウ園はチョー寒かった。
(今朝の最低気温は-8℃)
近くの園へ移動して短梢剪定の講習。
この園は南向きの斜面だから残雪は無し。
左側が剪定前(荒剪定はされている)、右側がモデル剪定後。
短梢剪定は基本的に『1芽残してタダ切ればいい』だけだから易しい。
この園は雨除けハウスになっている。
芽吹き前後にカマボコ型屋根にビニールを張る。
南中の富士山。
雪
1/18 今冬初雪20cm程。
昼、散歩を兼ねてブドウ園チェック へ。
中央線は不通、中央道も不通。
学校は休校。
国道140号
ビニール屋根は大丈夫だった。
ビニールを捲り上げておいたので心配はしていなかった。
ビニール捲り上げ状態では初めての雪。
昨年末植えたジュエルマスカット苗木も問題無し。
苗木は寒さに弱いらしい。
青色申告
平成27年度分の所得税確定申告から青色申告をすべく昨年「青色申告承認申請」しておいた。
すると 税務署から2回決算説明会の案内が来たので受講した。(写真)
青色申告で複式簿記により損益計算書(PL)、貸借対照表(B/S)を提出すると65万円の控除が受けられる。
複式簿記にはチョット自信がないが、こういう制度は是非とも利用すべきだ。
私の農業用機器は軽バン以外殆んど借り物だからB/S作成は簡単だろう。
そこで参考書も2冊購入し現在勉強中。
複式簿記はPCソフトを使えば簡単?にできそうだ。(少なくとも読み始めた参考書にはそう書いてある)
8年前に買ったノートPC(右)の調子が最近すっかり悪くなり、スピードがどうしょうもなく遅く 「もう寿命かな」 と思い 「潰れない内に」と、数日前(1/8)新しくノートPC(左)を買った。
私はPCを持ち運ぶ頻度が高いので、タブレットとしても使えるPC(キーボード付)を買おうとも考えたが、タブレットそのもの(前左)を数年前から持っているので、やっぱりノートPCにした。
写真の前中はポケットWiFiルーター。
新PCを買ったので長年使ってきた旧PCのディスクをクリーンアップすると、急に調子がよくなり、サクサク行くようになった。 ・・・コノヤロー、フザケやがって!
不必要ソフトや怪しいお気に入りページの集積が多過ぎたのか?(^_^;)
新PCは今買う必要がなかった。
新PC(第五世代、NEC、4GB)は「世界最軽量」とのキャッチフレーズで、厚さ16.9mm、重量779gしかない。 ・・・何でも”軽薄短小”が好きなボク。
@高かったが、農業費用に計上しよう。
確定申告はソフトでやるし、農業用ワークシートも多数作成するので理由は成り立つ。
WiFi料金さえ一部費用計上できるはずだ。
買ってから気づいたが、CDドライブが内蔵されてない。
すっかり趣味の一つになってしまったこのホームページについても、いつかは新PCに引越ししなければならない。
その時『ホームページビルダー』ソフト(CD)のインストールが必要だ。
識者の意見では、「最近のソフトはダウンロード購入方式になっているのでCDドライブは不要」 とのことだった。 ・・・そうなんだ。
果たして青色申告はマスターできるだろうか?
2016年スタート
1/10 地区の果実組合(会員23名)新年会をもって事実上H28年果実シーズンがスタートした。
新年会の前に総会があり、H27年度活動・収支報告がなされた。
私は、「組合から技術講習会等の事前連絡がない」 ことをクレームした。
講習会等は農協が広域に主催し、FAXにより組合員に連絡されているが、私はFAXは持っていない。
「FAXを持っていない場合は電話・携帯メール等で連絡すべきだ」、というのが私の主張である。
私の場合、シャインマスカット関連だけでよいのであり、農協には何回もクレームしているが一向に改善されない。
昔は地区のスピーカーで放送されていたが、非農家から「ウルサイ!」 のクレームで止めたらしい。
ヤッパリ私がFAXを買わなければならないのか?
私はアパートに固定電話を持っていない。
そうだ、昔の電話債権はどうなったのか?電電公社(NTT)のネコババか?
モンスタークレーマーにはなりたくないが・・・
もう剪定が済んだ園も多い。
この園は荒剪定をしている。
荒剪定というのは大雪でブドウの木が被害を受けないようにザッと(粗めに)すること。
勿論、仕上げ剪定を要する。
1ヶ月振りに我園に行ってみると、荒涼とはしているが問題は何もない。
ビニール屋根は留守前に万が一の大雪被害を回避するため捲り上げてある。
私の場合剪定は2~3月にやる予定。
隣園でも荒剪定がされていた。
もうビニールがかけられたブドウハウスもある。
このハウスは2年前の大雪で倒壊して今シーズンやっと復旧したもの。
ブドウの木は生き残ったので昨シーズンは露地で栽培していた。
ブドウは山梨県の基幹産業ということで、一昨年の大雪でハウスが全倒壊して再建した場合は、何と再建費の9割もの補助が出る。