2014年栽培の様子
記載が新しいものほど上になります。
最後の一房
11/28 青袋を掛けて試しに一房だけ残しておいたシャインマスカットの袋を取ってみると、
さすがに粒が少し萎れていた。
収穫して食べてみると、食感も良くない。
新鮮なシャキシャキ感がない。
但し糖度は26もあった。
枯露柿作り
11/19 昨日もぎ取り自由の渋柿甲州百目をもらったので皮を剥いて煮沸消毒し、ぶどう園のビニール屋根の下へ吊るした。
正月には枯露柿となって食べられるようになるだろう。
甲州百目の過熟果は甘い。
これを冷凍庫でシャーベット状にして食べると美味しい。
(今日初めて食べた)
熟した渋柿を甲州弁でずくしという。
私は以前、「そんなものは老人の食べ物だ」という偏見を持ち半ば軽蔑していた。
・・・歳を取ってしまったもんだ。
昨日今日ぶどう園の最高最低温度計では最低気温が-1℃を記録している。
完全落葉ももう直ぐだろう。
雑草がキレイに繁茂しているがその内枯れるだろう。
従って除草はせず。
(除草機でやるか、除草剤散布だが、心臓に悪いし・・・(^_^;))
防除と施肥
10/16 最終収穫が10/12終わったので防除と施肥を行った。
ぶどう病害虫防除薬としてポピュラーなボルドー液とスミチオンの二種混液。
薬液噴霧していると100リットル程足りないことが分かったので、200m先の給水場へ水を汲みに行かないといけない。
読みが甘いナー。
今年の枝の伸長具合を読み誤ってしまった。
何しろ生育過程の4ヶ月間不在だったもので・・・
今年の我が園のぶどうは品質がよくなかった。(共選所での格付けが悪かった)
今年もぶどうのネットオークション出品はできなかった。
直販のご利用はありがとうございました。
今シーズンの山梨県のシャインマスカットの販売数量は62%増加、ぶどう全体の5.7%になった。
するとタイヤがパンク。・・・クッソー
しょうがないので10リットルのポリタンクで畑横の小川から水汲み。
普通2時間の防除が3時間かかってしまった。
その後施肥
写真の施肥器を背負って肥料を撒く。
有機肥料計120kg
こちらは1時間
最終ぶどう狩り
10/12 かつての職場の皆さんがぶどう狩りにご来訪。
残り物のぶどうで申し訳なかったが・・・
懐かしい面々との再会にご満悦の私。
ぶどう狩り後、フルーツ公園、ほったらかし温泉に案内し、いつものほうとうで締めた。
台風とビニール屋根
10/6 台風18号が来襲
大風でビニール屋根が損壊しないよう前日ビニールを捲り上げておいた。
大雨だったが大風は無く、台風一過被害無し。
屋根のビニールを捲り上げる時は、下の資材は雨対策にビニールで覆う必要がある。
再び屋根のビニールを戻す。
青袋を掛けて残してあるぶどうの袋を一つ取ってみると、こちらも被害無いようだ。黄変は著しい。
市場セリ値
<@グラフ省略>
露地シャインマスカット主要市場平均セリ値をグラフにすると左の通り。
(単位:\/kg、L(一房重400〜450g)○秀基準)
シャインマスカットの生産量は昨年比倍増しているものと思われるが、価格は昨シーズンより高値になっている。
昨シーズンのデータ集積は十分でないが、景気がよくなっている表れか?
(10/15更新)
今シーズンのぶどう市場価格は2月のハウス倒壊によりハウスぶどうが前年比34%高かった。(数量は36%になった)
収穫終了
9/18 今シーズンの収穫がほぼ終了した。約4週間かかった。
心臓主治医から無理な仕事はしないように指示されているので日にちがかかったが、収量は昨年並と少なかった。
シャインマスカットの木の成長が著しいので今年の収量は倍増を予想していたが、薄作り(房数が少ない)だったので予想を大きく下回った。
裏を返せば、収量が少なかったので私一人で収穫を完了させられた。
残っているのは抑制収穫実験中(青と白の袋を被せてある)の200房のみ。
これらを本日少し収穫してみると、青袋は黄変が見られず(写真左の2房)、白袋は黄変が著しい(右の2房)。
糖度は左が21、右が何と 25!
甘くても黄変シャインは市場価値低いので、白袋は近日中に収穫・出荷してしまおう。
青袋は実験継続。
昨年度デラウエアに接木成功したシャインはたった1年で枝が急成長した。
接木枝に10房程実が付いたが、小房・小粒で商品価値ゼロ。
今年2月の雪で倒壊後再建したビニール屋根は風雨に耐えている。(今のところ)
共選所
9/8 今シーズンのぶどうの出荷も終盤に近づいた共選所(JAフルーツ山梨 日川統合共選所)
何と当JAは35の共選所を持つ。
格付けの終わったシャインマスカット。
最高格付けの秀A3L(一房重550〜650g)・・・私が出荷したぶどうではない。
左:秀Aと右:○秀
(○秀は秀Aの2ランク下)
一目瞭然の見た目だナ。
右が本日私が出荷したもの(^_^;)
同じく○秀と評価された私が出荷したシャインマスカットL(一房重400〜450g)
奥は他農家が出荷した甲斐路
ロザリオ・ビアンコ(他農家)
甲斐路(他農家)
前日の主要市場の決定価格(セリ値)平均値が毎日張り出される。
共選所の傍らには直売所があって県外客(観光客)が買って行く。
シャインマスカットが一番@高い。
同上
エアカーゴコンテナは北海道送り用。
品質差
樹齢8年? 成木のシャインマスカット。
当園の最大木でぶどう品質も大房・大粒になり当園では最高。収穫も早くできる。(9/3収穫修了)
樹齢4年 幼木のシャインマスカット。
昨年から房をつけだしたが、小房・小粒で出来が悪く、出荷レベル未満。
左:成木の房(650g)
右:幼木の房(250g)・・・商品価値ゼロ
左:成木の粒(22g、糖度18)
右:幼木の粒(3g、糖度22)
食感は左が圧倒的に良いが、甘さだけは右。
グリーンに輝く(shining)宝石のような見事な粒。
果物は見栄えも重視される。
初収穫
8月中旬4ヶ月振りにぶどう園へ行った。
房を選べばもう収穫できるレベル(シャインマスカット:糖度18以上)になっていた。
園全般的に房数が少なく、小房・小粒・不揃いでガッカリだった。
まあ急遽、私の心臓病対処のため栽培を依頼したのだから、文句は言えないが。
心臓問題ではご心配をお掛けしました。お陰様で最近急回復しています。
8/23初切り
手術後胸骨の固まるまでは10kg以上の重たい物は持たないようにしている。
ボチボチやります。
同日、収穫抑制のため試験的に100房に青袋をかけてみた。
(かけるのが遅過ぎだが・・・)
同様に白袋でも100
昨年接木に成功していたピオーネの木に3房が実をつけていた。
来年モノにならないかな〜
ピオーネや巨峰は新興品種シャインマスカットに押され気味だが、酸味もあって飽きない味。
萌芽開始
4/中 萌芽開始
昨年に比べ5〜6日遅い。
萌芽が始まると何となく嬉しい。
四分の一の面積に施した萌芽促進のためのポリエチレンホースを除去した。
→私の突然の心臓問題対処のため今シーズン5〜7月の当園のブドウ栽培は若い農家にお願いしました。
昨年(2013年)1本だけ植えたイチゴがこれだけ増えて花を咲かせている。
回りの褐色はぶどうの落葉
今後の雪対策
4/上 ビニール屋根の大雪対策として支柱とハシゴを作製。
雪の少ない県だったのに、気象変化で今後また大雪が有り得る気がする。
備えあれば憂いなし。
羹に懲りて膾を啜る。?
水仙が咲きだした。
JA支所果実部総会
3/27 JAフルーツ山梨後屋敷支所果実部定期総会に出席。
当果実部は組合員181、内出席130。
桃の有力産地であり、販売に占める割合は桃64%、ブドウ15%、その他(スモモ、さくらんぼ、柿、枯露柿、等)21%。
そのため議案、質疑等は桃に関するものが多かった。
私の場合 農協に加入して1年になるが多々ご指導頂いてありがたい。
県果樹試験場発表会
3/26 山梨県果樹試験場試験研究成果について発表会が開かれた。聴衆約400人。
ぶどう、桃、スモモ等の12テーマについて。
山梨県はぶどう、桃、スモモの生産高日本一を誇る。
私の関心事シャインマスカットの袋管理・カサ管理によるテーマもあった。
早速今シーズンの管理に取入れてみよう。
県セミナー終了
3/17 県主催の新規就農者を対象にした「果樹技術向上セミナー」の最終講習会に出席。
1年間11回にわたり、現地研修(実技)・座学にご指導を頂いた。
ありがとうございました。
参加者は数十名、若い人が半分、あと半分は定年帰農組と思われる。
3/中 今年も栽培面積の四分の一程の短梢剪定枝に萌芽促進(早期出荷)のためポリエチレンフィルム(ホース)を被せた。
ホースが温室効果をもたらす。
約1ヶ月後、芽が出たらホースを外す。
ビニール屋根再建
2/下 雪も解けたので、大雪で倒壊したビニール屋根のビニールと鉄パイプを撤去。
1人で3日かかった。フー
骨材をまとめるとこれだけあった。
軽トラ2台分
折から鉄屑ヤードは倒壊温室骨材の持込車で混雑していた。
鉄屑@¥22/kg(安ー!)
今回の大雪で倒壊した農業用温室を再建する場合、国・県・市町村からの補助が90%支出されることが決定した。
ぶどうの木も損傷していれば、農家は更新にシャインマスカットを導入するだろう。
数年後、山梨の温室ぶどうはシャインマスカットが主流となる?
ビニール屋根撤去後。
スッキリしたが、屋根の下に保管してあった軽トラ、除草機、農業資材等の雨濡れに要対策。
私の場合、アパート住まいでぶどう栽培をしているので、住まいの保管スペースは限られ、畑での保管がどうしても必要。
そこでビニール屋根再建をすることにした。
(勿論、補助は出ない)
3/上 中古ぶどうビニール温室の骨材をタダで貰い受け、解体、運搬、再建。
骨材解体・組立の高所作業(頂上は地上4.2m)は怖かったー。
ビニールも中古を使用。
穴あきはないが泥で汚れて汚い。
マア、雨が降れば少しはキレイになるだろう。
祝再建
旧ビニール屋根に比べカバー面積36uと半分にした。
1人で3日で仕上げた。木下藤吉郎の墨俣一夜城に匹敵する早さだナ。
但し、素人施工、中古骨材使用のため歪んでいる。(><)
見るからに雪に弱そー。
でも大雪予報の場合は、ビニールを簡単に捲り上げるハンドルを装着しているから安心。
初心者が独力で素早く倒壊屋根撤去、再建したことから、近所のぶどう温室栽培プロ農家が唖然。ヘヘヘ。
(温室でもない小さい屋根だから一人でできて当たり前!)
屋根下へ収納するとこうなる。
矢印はビニール巻上げ器。非常時トップ下(星印)まで巻上げられる。
住まいから早朝の赤富士。
大雪2
2/8の大雪から1週間、再度大雪が山梨を襲った。 (2/14,15)
甲府気象台観測史上最多の114cm。
2/15 10:00am やっと雪止む。ここは新潟か!
心配だからぶどう園チェックに出発。往復5kmを徒歩。
中央線は不通。当分不通かも。
県内高速道路も全て不通。
山梨県は陸の孤島と化している。
散見される雪害。
市役所通りは除雪完了みたい。
国道140号はこの状態。
途中ラッセルしながらぶどう園に着いてみると。
フィームシュケラ!(アラビア語で問題有)
自慢?のビニール屋根(72u)倒壊。(;_;) クッソー。
この下に軽トラ、農具、資材を置いて物置としている。
マア、それらには被害はなかったが。
昨日も昼頃(20cm)雪下ろしはしたのだが、それから夜通し降って100cm積もった。
近所の人の話によると、雪が止んだ10時am頃異音を発し潰れたらしい。
早く来て雪下ろしすればよかった。1〜2時間でできたのに。
それとも降雪前にビニールを捲りあげておけばよかった。
(ぶどうビニール温室栽培で採られる対応策)
しょうがないのでビニールを破いて雪落とし、3時間。
何とも無残な姿。
後日撤去しよう。
ビニール屋根以外には被害無し。
県下ビニール温室倒壊の被害少しあったみたいだ。
→その後のニュース(2/17)によると、農業用ビニールハウスの70〜80%が倒壊とのこと。
大災害だ。
2/17撮影
同 下から
市内の倒壊したぶどう温室。(2/18撮影)
雪に覆われた山梨市万力丘陵。(同)
果樹ハウス銀座といわれている地域。
大雪
2/8 大雪
正午時点で約20cmの積雪。
今夜半迄降り続くらしい。
天気予報によると20年に一度の大雪とのこと。
念のためビニール屋根の雪下ろしをした。
雪の比重を測ってみると0.15だった。
50cm積もるとすると屋根全体に5.4tの重量がかかることになる。
中央線は単線運転をしている?
2/9 朝の様子
積雪約40cm、こんな大雪は経験ない。
2/9 ビニール屋根チェック
マーフィムシュケラ(アラビア語で問題無し)
剪定
1月中旬剪定完了。3日かかった。
高度な剪定技術が不要な短梢剪定と言われる方式を採用している。
これは主枝を一方向(一文字)にして主枝から出た昨年度の枝を短くカットする方式。
主枝を全て一方向にすると、新梢(春 芽から成長する枝)が主枝の両側に出るので、栽培管理がやり易い。
新梢にはぶどうを一房しか生らせないので、房が主枝の片側一列になり作業が楽になる。
長梢剪定と比べると、収量的には少し劣るようだ。
隣園(巨峰・ピオーネ)の短梢剪定の様子。
我園の若木と違って成木になるとこうなる。
1/19 剪定作業をしていると、村祭りの子供行列がぶどう園の横道を通った。
天狗祭りという地区の祭りだった。
裃袴装束だから江戸時代から続いているのだろうか?
江戸時代に陣屋(代官屋敷)だった当ぶどう園と関連しているのだろうか?
田舎には素朴な祭りがまだまだ残っている。
果実組合
1/12 果実組合(栽培技術の普及、親睦、等を目的にした組合)の新年会に出席。
この組合は住まいの近所(部落)のもので会員数は20戸程。
当地区は桃の生産地でぶどうは少ない。
私のぶどう園は住まいから2.5km離れていて、その地区はぶどう農家が多い。
畑の所在地でなく住まいの所在地の果実組合・農協(支所)に属するのが普通らしい。
農協(JAフルーツ山梨)の最新資料によると、シャインマスカットは未だ生産量が少なく、昨シーズン(平成25年度)私の生産量(出荷量)は農協全体の160分の1(0.63%)。
県下最大と言われる農協の0.63%を占めているとは思わなんだ。(^-^)
山梨県のぶどう総生産量の内シャインマスカットは僅か4%弱。
但し毎年倍々と増えている。
新年会後部落の新成人5人を祝う会が公会堂の外であった。(写真)
こういった農村には近所付き合いのホノボノとした習慣が残っている。
新成人はこの後、市の祝賀会に出席する。